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神経毒性試験

試験概要

神経毒性試験は特殊な設備と専門的な知識および高度な技術が要求され、現在その重要性が広く認められ注目されている試験です。
当研究所では、神経症状を確実に判定し、測定装置を適切に使用するための特別な訓練を受けたスタッフによって、急性神経毒性試験から90日間反復投与神経毒性試験まで実施しています。
また、背景データならびに陽性対照データを蓄積して、行動変化や各種機器測定結果および神経病理学的変化の評価に活用しております。

神経毒性試験における主要な検査は、尺度基準を用いた詳細な状態の観察、機能検査および神経病理学的検査です。詳細な状態の観察は、観察項目に応じてホームケージ、オープンフィールドおよびハンドリングの各方法で実施しています。機能検査では、感覚運動反応検査、体重測定、体温測定、前肢および後肢握力測定、着地開脚幅測定、自発運動量測定を実施します。また、必要に応じてコリンエステラーゼ活性の測定や学習・記憶検査などの追加検査も行います。
これらの行動および生理学的検査はおおよそ50項目におよび、観察期間中に4ないし5回実施します。
さらに観察期間終了後には、病理研究室によって中枢から末梢に至る神経組織についての神経病理学的検査を行います。このようにして、化学物質が神経系に与える影響を適切かつ詳細に評価しております。

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