私たちは豊富な経験と優れた技術により食の安全保証に貢献しています。

水域の生活環境動植物への影響

試験概要

環境中の生物への影響を水域生活環境動植物として代表的な植物である藻類、食物連鎖の下位に位置する甲殻類の代表としてミジンコ、最上位種として魚類における農薬の影響に関する成績は、農薬登録における不可欠な基本情報です。また、2017年より新規に登録を受けようとする殺虫剤には、ユスリカ幼虫急性遊泳阻害試験の提出が必須となり、2020年より除草剤および植物成長調整剤ではコウキクサ類生長阻害試験の提出が必須となりました。

当研究所では、30消安第6278号に準拠した試験(止水・半止水・流水式)を実施しているほか、水域の生活環境動植物への影響を予備的に評価するための各種検討試験などにも対応します。試験生物種として、魚類はコイ(Cyprinus carpio)、藻類はムレミカヅキモ(Raphidocelis subcapitata、旧名Pseudokirchneriella subcapitata)、ミジンコはオオミジンコ(Daphnia magna)、ウキクサ類はコウキクサ(Lemna minor)、およびセスジユスリカ(Chironomus yoshimatsui)幼虫を使用しています。

受託試験項目

  • 魚類急性毒性試験(AECf)
  • 藻類生長阻害試験(AECa)
  • ミジンコ遊泳阻害試験(AECd)
  • ユスリカ幼虫急性遊泳阻害試験
  • コウキクサ類生長阻害試験
  • 濃縮性試験

 

主要機器・設備

  • 魚試験装置
  • 藻類試験装置
  • フローサイトメーター

 

 

 

 

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