私たちは豊富な経験と優れた技術により食の安全保証に貢献しています。

ごあいさつ

平素から当研究所にご支援ご鞭撻を賜り厚く御礼申し上げます。

一般財団法人残留農薬研究所は、「農薬等の残留及び毒性に関する各種試験及び調査研究を行うことにより、その安全性の確保を図り、もって人の健康の保護及び環境の保全に寄与する」ことを目的とした法人です。

1970年に国及び関連団体のご支援によって我が国初の慢性毒性試験施設を備えた財団法人として設立以来半世紀以上わたり、農薬の登録申請に必要な農薬等の毒性、代謝・動態、残留性、環境影響等、各種の評価試験を受託・実施するとともに、国から委託された試験や共同研究を通じて基礎的研究を積み重ねてまいりました。2012年には、一般財団法人に移行し、「残研」、「IET」の呼称で各方面から当所にお寄せ頂いてきたご信頼にお応えすべく努めていくとともに、農薬の残留や毒性に関わる基礎的研究についても、「公益目的支出計画事業」として一層の充実を図り、社会に貢献してまいります。

農業に関わる環境は劇的な変化が起きております。、国連の開発目標であるSDGsでは、目標1で「貧困を終わらせる」、目標2で「持続的なの農業を促進する」とされる中、気候変動による農作物への被害の発生、生物多様性の低下やグローバルな農産物等の流通による外来病害虫の発生等これまでの農業技術では対応困難な状況が生じています。さらに、これからも増え続ける人口や国家間の戦争等による食糧問題が社会的課題として現実として起きています。これら目標や課題を科学的、技術的に解決していくためには、農薬の果たす役割は計り知れないものがある一方で、農薬の安全性の確保や環境影響を最小限にする必要があります。

近年のレギュラトリーサイエンスの進展に伴い、様々な規制が逐次、準備・導入される状況下、当研究所では、国際的な規制の動向や新たな評価手法等について、迅速に情報を収集するとともに、農薬に関する安全性評価試験を高度に訓練された職員と信頼できる専門家チームが最新鋭の技術を駆使して、厳正かつ効率的に進め、公正な科学的評価をご提供できるよう一層の研鑽を積んでまいります。また、国内外での登録取得と維持の各場面で、豊富な経験と実績に裏付けられた専門的サービスをご提供し、より充実したお手伝いが出来るようにしてまいる所存でございます。

「信頼できる残研」、「安心して任せられる残研」、「頼りになる残研」、「良きパートナーの残研」であり続けるべく、役職員一同、不断の努力を重ねてまいります。今後とも変わらぬご支援、ご鞭撻を賜わりますよう、宜しくお願い申し上げます。

一般財団法人残留農薬研究所
理事長
大友 哲也

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