私たちは豊富な経験と優れた技術により食の安全保証に貢献しています。

急性毒性試験

急性経口毒性試験/急性経皮毒性試験

急性毒性試験は、短期間に農薬等の化学物質を多量に摂取した場合の毒性影響を調べる試験であり、その結果は主に農薬を使用するヒトに対する安全性(使用者安全)を評価する基礎情報となります。また、得られた結果に基づいてラットおよびマウスに対する半数致死量(LD50値)を推定して、毒物劇物取締法による分類の根拠となるデータを提供します。現在、動物福祉の観点から、使用する動物数を可能な限り少なくして急性経口毒性を評価する方法が取られています。具体的には、固定用量法、毒性等級法および上げ下げ法という3種類の試験法がガイドラインで定められ、いずれも一回の試験に使用される動物はわずか数匹です。当研究所では、これらの方法のうち、毒性等級法および上げ下げ法を実施しています。

急性吸入毒性試験

農薬散布時における作業者安全のためのデータを得る目的として、鼻部暴露によるラットを用いた4時間連続単回暴露試験を実施しています。被験物質の性状により、ダストもしくはミストとしてチャンバー内に噴霧します。

皮膚刺激性試験

皮膚刺激性試験は、農薬等の化学物質が皮膚に接触した場合を想定して、刺激性の有無あるいはその程度を調べる試験です。3匹のウサギを用いて被験物質を半閉塞貼付により皮膚に4時間曝露し、その刺激性を判定します。調べる化合物に強い皮膚刺激性を持つ可能性がある場合は、1匹の動物から得られたデータに基づいて結果を判定します。

眼刺激性試験

眼刺激性試験は、農薬等の化学物質が眼に入った場合を想定して、眼粘膜に対する刺激性の有無あるいはその程度を調べる試験です。3匹のウサギを用い、被験物質を眼に直接投与して、刺激性を判定します。調べる化合物に強い眼刺激性の可能性がある場合は、1匹の動物から得られたデータに基づいて結果を判定します。

皮膚感作性試験

皮膚感作性試験は、農薬等の化学物質による免疫系を介した皮膚感作性の有無あるいはその程度を調べる試験です。Maximization法(アジュバントを用いた皮内と経皮投与による感作)とBuehler法(経皮投与による感作)があり、いずれもモルモットを使用します。陽性対照物質には、ジニトロクロロベンゼン(DNCB)またはヘキシルシンナムアルデヒド(HA)を用います。また、マウスを用いた感作性試験としてLLNA法(Local Lymph Node Assay)がOECDガイドラインに追加され、当研究所でも技術を確立して本試験を実施しています。

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